2005.8.4 福井ソースカツ丼を目指す!

2005年8月4日 出発 / 日程:一泊二日 / 車種:Duke


一日目(8月4日)

ある日、ふとツーリングに出かけたいと思い立った時、ツーリング関連のサイトを見てみると、ソースカツ丼は福井県が発祥の地、のようなことが書いてありました。

そこで、今回は福井までソースカツ丼を食べに行こう!となったワケです。それ以外の目的は考えてません。行き当たりバッタリな旅を楽しむと言うのも、いいものです。


●出発〜野麦峠へ

出発前

出発は朝4時半です。本当はもっと早い時間に出たかったのですが、ダラダラ準備してたらこの時間になりました。走行距離を撮影して、ようやく出発です。 首都高に乗る前に、近所のセルフでガソリンを満タンにしておきました。とりあえずの目的地は野麦峠です。

夜が明けたばかり首都高を、中央道方面に進みます。明け方は天気予報とは違い雲が多めでしたが、その分涼しくて快適です。 Dukeは航続距離が短いので、こまめにガスを入れながら塩尻ICを目指します。

順調に塩尻までたどり着くと、R19は多少交通量が多めでした。ちょうど通勤時間帯と重なったみたいです。しかし、東京の通勤ラッシュに比べるとどうって事はありません。塩尻のあたりから、心配していた天気もすっかり良くなっていました。R19を南下して新鳥居トンネルの先でr26を右折します。


●野麦峠で朝食

野麦峠にて

ワインディングを快調に飛ばして野麦峠に到着しました。峠の茶屋で、少し遅めの朝食にすることにして、ここではさっぱりとざるそばをいただきました。料理の写真を撮ろうと思っていたのですが、 出されたとたんに食べ始めてしまったので撮れませんでした・・店内はこんな感じです。平日の午前中とあって、客は誰もいませんでした。

腹ごしらえがすんだところで、一服してから出発です。


●野麦峠を越えると、岐阜県入り

ここから岐阜県

野麦峠を越えると、岐阜県に入ります。このあたりのr39は野麦街道と呼ばれているらしいですが、タイトコーナーが多く、Dukeで走ると非常に楽しいコースでした。

r39を進むとR361にぶつかるのでそこを右に曲がり、高山方面を目指します。R361も交通量が少なく、快適な道でした。


道の駅ひだ朝日村にて

途中、道の駅ひだ朝日村で休憩して地図を確認すると、なんと持ってきた関東版ツーリングマップルではこのあたりまでしか乗ってません・・・まあ、行き当たりバッタリで、地図も現地で買えばいいやと思っていたので高山市内で本屋を探して、中部版を買うことにします。

高山市内までの道はある程度分かっていたので、R361,R158と進み高山市内に入ります。そのまま進むと高山のメインストリートに入るので、本屋を探してゆっくり走っていると、ありました! 早速バイクを停めてツーリングマップル中部版を購入。

地図を手に入れたので、高山駅前の喫茶店グリニッジで一服しつつ地図の確認を・・・と思ったのですが、残念な事にグリニッジは定休日らしく、閉まってました。しかたがないので駅前からR158に復帰し、白川方面に進みました。この頃になると、だいぶ暑くなってきていました。


●だいぶ走って、いよいよ福井入り

ここから福井県

そろそろ昼時、かなり暑くなってきました。高山市内は交通量も多めです。なんとか市街地を抜け、R158沿いにある道の駅ななもり清見で休憩です。

道の駅に入ると、結構車が多いです。バイクを停められそうな場所を探して彷徨っていると、建物の庇がちょうど良く日陰を作っている場所に、TT250が一台停まってました。自分もマネして、そこに停車。なんとこのTT250、同じ地域のナンバーでした。

バイクから地図だけ出して、日陰のベンチで一服してると、TT250のオーナーが声をかけてきました。話しによると、能登半島を回って来た帰りだとか・・・。能登半島か・・・いってみようかなー・・・って感じで、この時、能登半島も回ることに決めました。

TT250の人とはそこでお別れ。お気をつけてー。自分は、とりあえず暑いのでソフトクリームを食べました。なんだかこの頃は暑くて疲れていて、あまり写真撮ってない・・・。ソフトクリームの写真もありません。

道の駅を後にすると、後はひたすら走りました。一回ガスを入れただけで、ノンストップです。どうしてかと言うと、交通量が少なく、飛ばしていると涼しくて気持ちいいし、距離も時間も稼いでおきたかったからです。それに、一回止まっちゃうとリズムが崩れる気がするので。

と言うわけで、R158からR156を郡上八幡方面にむかってひたすら走ります。R156で白鳥まで来ると、今度は再びR158を九頭竜湖方面に進みます。

R158に分岐してからすぐの油坂峠は、いい具合にクネクネしているので調子に乗って走ってたら、タイヤがドロドロに溶けてました。しばらくクネクネのワインディングを楽しんでいると、トンネルの手前に福井県の標識が!バイクで初めての福井県入りということもあり、バイクを停めてしばし一服・・・。


●九頭竜湖から福井市内へ

九頭竜湖

九頭竜湖畔を走るR158は、交通量も少なく非常に快適な道でした。今までもそうだったのですが、公表することが出来ないほどのペースで飛ばしてました。えーと・・・高速道路の巡行速度より速いペースでした(w

そんな快適な道を快走していると、九頭竜ダムがあったので、そこで一服。いつもそうなんですが、ソロでツーリングに出かけるとなかなか休憩を取らないで走り続けてしまうんですよね・・・こまめに休んだ方がいいのは分かっているのですが、メット脱いだり、グローブ外したりと案外面倒苦さいから、つい、走り続けてしまいます。


道の駅九頭竜

九頭竜ダムでは写真を取って一服しただけだったので、その少し先にある道の駅九頭竜で休憩することにしました。ここはなんてことない、パーキングに毛が生えた程度の道の駅で、露店もあったみたいですが全て閉店してました。なんか、ショボイところだなーと思っていたところ、恐竜の実物大フィギュアが動きながら吠えました!

どうもこのフィギュア、昼も夜中も関係なく吠えるらしくて、夜中に知らずに吠えられるとかなり驚くみたいです。

道の駅を後にして少し走ると、だんだんと市街地っぽくなってきました。交通量も増えて来て、思うようにペースを上げることができません。なんか、ダラダラ走っているうちに福井市内へ突入してしまいました。

福井は凄かったです。でかい。新宿あたりと変わらん・・・。一日走り続けてヘトヘトの身には辛かったです。


●やっとの思いでソースカツ

ヨーロッパ軒

福井市内は交通量も多く、ちょっと路地に入ると信号が無いくせにやっぱり交通量が多くて走りにくかったです。目的地のヨーロッパ軒も、住所だけを便りに探していたのでなかなか見付からず、あちこちをウロウロと彷徨ってました。かれこれ小一時間程彷徨った挙げ句、やっと見付けた時には午後4時過ぎでした・・・

早速バイクを停めて店内へ・・・なんかガラの悪そうなお兄さんが注文を聞いて来ました。恐いです。ホームページとイメージが違う・・・まあ、普通に食事するだけなら、いいか。それより、腹減ってるんで早く食わせろって感じでした。


ソースカツ丼

注文してタバコに火を着けたら、一本吸い終わらないうちにソースカツ丼が出てきました。はやっ! 早く食いたかったけど、こんなに早いとは・・・今回はサラダ等がついているセットにしました。

これが、今回の目的のソースカツ丼。キャベツは乗ってませんでした。カツは薄目ですがカリッと揚がっており美味でした。ソースの濃さと相まってごはんが進みます。野麦峠でソバを食い、清見でソフトクリームを食って以来の食事です。あっというまに平らげてしまいました。ごちそうさま。

店に入るとき、ウロウロと彷徨っていたので自分がどこに入るのか最早分からなくなってました。そこで、レジで会計するときに勇気を出して恐いお兄さんに道を聞いてみました。すると、以外にも(失礼)とても親切に道を教えていただき、地図までくれました。どうもありがとうございました。人は見かけによりませんね。

失礼なこと言ったので宣伝しておきますね。
ヨーロッパ軒のホームページ


●また道に迷う@福井

ソースカツを食い終わった後、地図をみてどこに行くか考えたんですが、ここから東尋坊はそれほど遠くはなさそうです。よし、東尋坊に行こう。日没までに着くかな? と言うわけで、今度は東尋坊を目指しました。次の目的地はそのとき考えるって、なかなか楽しいモンです。

店を出て市街地を快適に通過・・・・するはずだったんですが、迷いました(w 福井の市街地って、国道や県道の番号が道路案内標識に記載されておらず、代わりに地元で使われている"◯×通り"といった感じの通り名が記載されてました。ツーリングマップルにはそんな通り名は載っていないので、訳が分からなくなって予定通り迷いました(w

やっぱりここでも小一時間彷徨って、ようやく自分の居る場所を地図上で把握できるようになりました。やれやれ。


●越前海岸〜東尋坊

越前海岸の夕日

福井からr115 → r3 → r183を経由して日本海沿いのR305に出ました。そろそろガスが怪しかったので給油します。ガスよりも、日没までに東尋坊に着くかが心配でした。スタンドのおっさんによると、30分もあれば着くとのことでしたので、まぁ15分くらいかな・・・(w

海沿いの道は快適で気持ちよかったです。夕暮れ時でなんだか幻想的。途中で東尋坊みたいな奇岩があったのでバイクを停めて写真を撮りました。この写真だと思いっきり逆光でかなり暗く感じますが、本当はもっと普通に明るかったです。

東尋坊の手前、九頭竜川河口の三国港は、いかにも港町といった風情でとても良かったです。夏の夕暮れ時と河口の景色とがなんとも言えないいい気分にさせてくれました。


東尋坊

いよいよ東尋坊に到着しました。バイクを東尋坊タワー下の駐車場に停めたのですが、本来有料らしかったんですがみんな店じまいしていて誰も居なかったので勝手に停めました。別にゲートがあったわけでもなかったし・・・

駐車場から海までは結構(と言っても、5分位)歩きました。一日走り回ってヘトヘトだったので結構きつかったです。やっとの思いで到着してみると、なんと奇岩の上を歩けるらしいですね。でも今回は疲れているのでパスしました。

他の数少ない観光客の皆様は、岩の上を歩いています。東尋坊タワーも回りの商店街も閉店してたし、昼間だったらもっと活気があったのかも知れません。でも、日本海に沈む夕日って言うのも、なかなかよかったですよ。


ネコ

東尋坊タワーの駐車場に戻って地図を確認しようと、商店街を歩いていると、ネコが居ました。親ネコと子ネコが遊んでます。ナデナデしようと思ったんですが、あまり人懐っこくありませんでした。誰も居ない夕暮れ時の商店街に、ネコだけが元気にあそんでました。

さて先ほど食後に、目的地をこの東尋坊にした訳ですが、次の目的地がまだ決まっていません。東尋坊タワーの駐車場で地図を見て考えていると、辺りが見る見る暗くなって来ました。次の行き先を決めないまま、近くに三国温泉ゆあぽーとと言う入浴施設があることが分かりました。汗もたっぷりかいているし疲れていたので、温泉に浸かって行くことにしました。近かったし。

この温泉、夕日を見ながら入浴できるらしいのですが、残念なことにもう日が暮れてしまいました。でも、東尋坊に向かうのにここの前を日没前に通ったときは駐車場が車で一杯でした。暗くなって到着してみるとそれほどでもありません。今日は疲れているので混雑してないほうが助かります。

風呂に入ってさっぱりして、少し元気が出てきました。地図を見て次の目的地を決めます。と言っても、宿泊する場所をどこにするかってことです。テントは持ってきてないのでビジネスホテルがありそうな市街地を探してみたところ、能登半島を回るには金沢まで行ってしまった方がよさそうです。金沢だったら、ビジネスホテルがたくさんありそうだし・・・

入った温泉はここです→三国温泉ゆあぽーと


●金沢にて一泊

ホテルにて

東尋坊からR305経由でR8を北上して金沢に向かう予定でしたが、途中で面倒くさくなってしまったのと、時間の節約の為に加賀から高速にのって移動しました。

夜の北陸道は虫がたくさん居ました。勘弁して欲しいです・・・。その他は順調に行き、金沢西で降りて市街地を目指します。

途中、片町とか言う繁華街で渋滞にはまりそうになりながらも、駅前に1件、ビジネスホテルを見付けました。バイクを停めてフロントで聞いてみると宿泊OKだったので、早速チェックインしました。

一旦部屋に入ると、飯を食うのも億劫になってしまい、ダイエットだと自分に言い聞かせて晩飯抜きで午前1時に就寝しました。おやすみなさい。



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