Elise, Exigeに興味を持ったきっかけ


●Eliseとの遭遇

Eliseという車について、私は車名と大体の形を知っている程度でした。家の近所にも1台(※)あって、見るたびに「かっこいいなぁ〜、でも高そうだし、実用性なさそうだし・・・」と言った印象をもつに留まっていました。

2004年9月のある休日、夫婦で河口湖へドライブに行きました。好天に恵まれたその日は絶好のドライブ日和で、皆が皆、同じことを考えるのでしょう、中央道は朝から渋滞していました。
そんな渋滞の列の中に、Eliseが紛れ込んでいました。その時は知らなかったのですがS1(Series1 - 1型)でした。

動いているEliseをじっくりと見るのは初めてだったので、目が釘付けでした。妻も、カッコいい車だね、と言っています。私は妻にたいして、Eliseって、エンジンはトヨタなんだよ!とか言って知ったかぶってました。(この時見たS1は、トヨタエンジンではありません)

河口湖からの帰り道、Eliseの事などすっかり忘れている時に、首都高でEliseにぶち抜かれました。後で分かったのですが、この時抜かれたのはS1のExigeでした。私の中でEliseの占める割合がどんどん膨らんでいきました。

家に戻ると、早速Internetで検索してみました。その時初めて色々と分かりました。車重が700kgを切っている(S1 - これにはたまげました)、アルミバスタブシャシ、外装はFRP、等など。更に、その時発売されていたStandard Elise(S2)の値段が400万円台前半だと言うことも分かりました。

調べれば調べる程、頭の中はEliseで一杯になって行きました。

(※)この1台は後になって、EOSの朝オフ会長である、ひろひろさんのものだと知ることになります。


●頭の中のEliseがあふれました

9月のある週末、Internetで目星を付けていたショップに行ってみることにします。寝ても覚めてもEliseの事ばっかり考えていたし、やっぱり実物を間近で見てみたかったのです。そのショップとは、千葉にあるガレージシマヤでした。私は東京に住んでいるので他にも距離的に近いショップもありましたが、生活圏が千葉寄りな私は千葉の方が行きやすく感じたのです。

シマヤに到着したのはもう暗くなる頃だったと思います。店内に入ると111RとExigeが展示してありました。店の人(社長)に、Eliseに興味があること、今日は初めてショップに来てみたこと等を告げると気さくに展示車に座らせてくれました。

色々とお話を伺っていると、次の週末に日光でEliseが集まってツーリングに行くから、良かったら来てください、と言われました。誰も知合いが居ないし、いきなり行ったとしてもかなり浮いた存在になりそうだったのでこの時はあまり行く気はありませんでした。カタログをもらって帰るとき、Eliseの特集本を一冊いただきました。

家に戻ってから、もらった本を穴が開く程熟読していくうちにEliseに関する基本的な知識を得ました。すると、ますますこの車に興味が湧いて来ました。毎日のように本を眺め、妻からは馬鹿にされる始末です(w 今考えると、この時妻はある種の危機感を持っていたのかもしれません。買われてしまう、と。


●日光ツーリング集合場所見学

初めてショップを訪れた次の週末、あまり行く気は無かったのですが、妻が「せっかくだから行ってみたら。ただ集まってるのを見るだけでも面白そうだし」と言ってくれたのでとりあえず集合場所である東北道の蓮田SAに行ってみることにしました。この日はあいにく雨が降ってました。

蓮田に到着してみると、一台だけでも珍しいのにEliseがウジャウジャいました。私はかなり興奮しました。少し離れたところに車を停め、Elise集団に近付きます。色々なカラーのEliseを舐めるように見ながらウロウロしていたので、かなり不審人物だと思われたかも知れません。

しばらく辺りを徘徊していると、シマヤの社長を発見しました。このElise軍団の関係者で顔を知っているのは彼だけだったので、とりあえず近付いて挨拶してみました。すると、「やっぱり来たんだ。どう?俺の乗ってみる?これからいろは坂いくんだけど、ずっと乗ってっていいですよ」と言われました。

実はこの時は、まだ自分の名前すら名乗っていませんでした。そんなどこの馬の骨とも知らない人間に、なんと太っ腹なお言葉。しかし、私は妻と来ているし、妻は車の運転が出来ないので、残念ですが辞退します・・・と言ったんですが、シマヤの社長は一言、「大丈夫、俺がその車に乗ってくから、奥さんとElise乗ってみてください」と。

感謝感激、私は見るだけでいいと思っていたEliseに乗ることになってしまいました。車の鍵を交換してEliseに乗り込みます。みんなパラパラと出発し始めていました。自分も続け!とばかりにエンジン始動するためにキーをひねりましたが云ともスントモ言いません・・・・回りを見回すとどんどんEliseが出発して行きます。困った私は、Eliseオーナーと思しき人を捕まえてエンジンのかけかたを教えてもらい、無事にスタートすることができました。(この時はイモビライザーが効いていただけでした)


●長距離試乗

戦場ヶ原

この時乗ったのは111Rでした。SAを出て本線に合流後、全開にしてみました。6000rpmを越えた辺りからカムが高回転側に切り替わってモリモリ加速していきます。マフラーの音も素晴しい。私はこの時、シマヤのoyajiの策略(※)にまんまとはまってしまったのです。もう、欲しくてどうしようもなくなってました。

丸一日Eliseを乗り回して、帰りに群馬県の沼田でEliseオーナー達と温泉に入りました。なぜかエリーゼオーナーは気さくな人が多く、かなり打ち解けることができました。

楽しかった一日も、この温泉で解散することになりました。シマヤの社長に車を返して、うちの足車でゆっくりと自宅に帰りました。そして、これから毎週のシマヤ通いが始まったのです(w

(※)後になって社長から聞いたのですが、かなり欲しそうな顔をしていたのでプッシュすれば買いそうだな、と思って試乗させてくれたようです・・・



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